歴史ノート

『日本三代実録』より天安二年から仁和三年までの史実メモ

貞観元年四月三日

三日戊子、

  • 安芸国の采女凡直貞刀自

に姓名を笠朝臣宮子と賜ひて左京職に隷けき。

宮子は

  • 中務少丞正六位上笠朝臣豊主の女

母は、

  • 雄宗王の女浄村女王

なり。

大同元年、

  • 雄宗王

伊予親王の家人なるを以て安芸国に配流せらる。

宮子、少年にして母に従ひ、父族を知らず、

  • 安芸国賀茂郡の凡直氏

に貫きて采女の貢に預る。

  • 美濃守従五位上笠朝臣数道
  • 越前守従五位下笠朝臣豊興

等之れを証す。

仍りて本貫の姓名に復しき。